*
*
*
*
* |
2000(平成12)年1月27日・2月3日
西宮のH小学校で6年生に1年間、あるテーマでいろいろ勉強しようという試みが行なわれていました。その勉強の中で一つのグループが地域の医療機関を見学することとなり私の所へ相談がありました。
私のクリニックは乳腺・消化器・肛門等の外科が主ですので、小学生に教えることは困難だと思いましたが、「乳癌をテーマとしながら『生命の尊厳』」を教えてもらえればということでお引き受けしました。
彼らは私のクリニックへ来る前に腎臓の機能と働きを習っていましたので、人のDNAの話からの概論のあと、まず実際の腎臓のエコー像を見せ、診断法を実践しました(写
真-1・2)。

写真-1 |

写真-2 |
そのあと、乳腺骨転移の患者さんのフィルムと正常人のフィルムとを比較して見せ(写
真-3)、骨転移の方の痛み、苦しさなど症状を話しますと、どこからともなくすすり泣く声が聞こえてきました。

写真-3
第2回目は小学校へ出向き、当院のエコーでみた腎臓がCT写真ではどのように見えるのかを説明し、医者はこういったデータから診断し治療へ向かうことを説明しました。
そして身近に感じることとして、縫合セットの実物を用いて、外科的縫合の実践を行ないました(写
真-4・5)。持針器やクーパー(ハサミ)の外科的な持ち方を説明し、一人づつ外科医になったつもりで縫合してもらいました。

写真-4 |

写真-5 |
最後に、乳癌の治療や外科的治療から「生命の大切さ」を、そして最近は少なくなっている、祖父母の旅立ちを前にただ手を握ってあげたり、声をかけることの大切さを訴え、講義を終了しました。
|
|